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南大東島の豆知識
 南大東島は沖縄県の東方約400kmへ位置する絶海の孤島です。
砂浜もない切り立った珊瑚石灰岩でできたこの島は、明治の末期、八丈島からの移民により開拓されました。
 周囲20km人口約1500人、基幹作物はサトウキビです。台風の常襲地帯です。 
南大東島の位置
台風の豆知識
台風とは・・・
 西太平洋で発生する熱帯低気圧で、その中心付近の最大風速が17m/s以上のものを台風と呼びます。

台風と沖縄
 沖縄地方は台風の主要進路に当たり、接近数が多いです。また最盛期に発達した台風がよく襲来します。
 沖縄近海は台風が進路を西よりから北よりに変えて進むところにあたります。このことから台風が通過するまでの時間が長く、暴風雨の時間も長くなるのです。

台風の大きさと強さ
 気象庁は台風のおおよその勢力を示す目安として、「大きさ」と「強さ」をそれぞれ5階級に分けて表現していました。
 しかし、「弱い」や「小さい」という表現は防災上正しい情報を与えないおそれがあるため、平成12年(2000年)6月からこれらの表現を用いないこととしました。
 
台風の大きさの分類
平均15m/s以上の
強風域の半径 
(新)
(旧)
200km未満
表現なし
ごく小さい
200km以上
300km未満
小型(小さい)
300km以上
500km未満
中型(なみの大きさ)
500km以上
800km未満
大型(大きい)
大型(大きい)
800km以上
超大型(非常に大きい)
超大型(非常に大きい)

台風の強さの分類
最大風速
(新)
(旧)
17m/s以上
25m/s未満
表現なし
弱い
25m/s以上
33m/s未満
なみの強さ
33m/s以上
44m/s未満
 強い
 強い
44m/s以上
54m/s未満
非常に強い
 非常に強い
54m/s以上
猛烈な
 猛烈な

◆平成11年台風第18号の記録

レーダー画像  平成11年9月19日09時に沖縄の南海上で発生した台風第18号は、沖縄付近で発達を続け大型で非常に強い台風になりました。
 那覇では台風の動きが遅かったため約30時間にわたって25m/s以上の暴風域にあり、最大瞬間風速58.9m/sを観測しました。この画像は、9月22日07時07分に沖縄レーダーが捉えた台風の眼です。台風を取り巻く雨雲が渦巻き、台風の眼がはっきりしているのがわかります。 赤く表示された部分は、1時間に64o以上の激しい雨を示しています。 

参考資料;沖縄の気象歴(財)日本気象協会沖縄支部 他

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