・コンピューターウィルスの種類と特徴
現在までに起こったウィルスによる大規模な被害や感染のその80パーセントが@のシステム領域感染型或いはBのメモリ常駐型でした。 しかし今後はインターネットの普及やLANによるファイル転送がより一般的になるため、Aのファイル感染型がより増大すると思われます。この傾向は更にデータファイルにも感染できるFマクロ感染型という新しい「ファイル感染型」ウィルスを生み出しました。 そしてさらにはインターネットでホームページを開くだけで感染するGJAVA・ActiveX型ウィルスも登場しました。これはJAVAアプレットやActiveX(いずれもブラウザ上で動くプログラム)で作られ、例えばパソコンがハングアップするまでいくつもブラウザを立上げてしまうようなイタズラ被害の報告がありました。 このような状況の中で、どこまであなたは無防備でいられるでしょうか?
先の「VBS_LOVELETTER」のように、実行ファイルなどのようなものが添付されれば「こんなファイルが来るのは怪しい」と疑いの余地もあります。しかし会社の事務連絡や親しい人からの添付データファイルは「○○○に関する連絡.doc」とか「×××に伴う費用.xls」などは一見何でもないよくある添付ファイルなので、何の疑いもなく開くと、そのパソコンはウィルス感染し、次の日の朝、電源を入れると同時にハードディスクがフォーマットされるかもしれません。 このように一般でよく使われ、またインターネットや電子メール・LAN上でも流されるこれらのファイルがウィルスに感染していると瞬く間に多くのパソコンへ感染していくことはもうおわかりでしょう。 |